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大名からお魚屋さんまで、「かまぼこ」が1000年愛される理由とは?!

2015.12.15

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「もういくつ寝るとお正月・・・♪」と口ずさむ季節が近づいてきましたね。

1年で1番日本らしさを感じる、お正月。
大切な人と、無事に年を迎えたことに感謝し、「今年もよい年でありますように」とお祈りする日。
願いをこめて、食べて、語って、笑いあう。

鈴廣かまぼこで働く私たちは、そんなお正月が大好きです。
これまで145年以上、お正月にかかせない蒲鉾を届け続けていますが、やはりこの季節は一層の気合が入ります。

 

だからこそ、私たちはずっと考えてきました。
「どうしたら、お正月をもっと素敵に、もっと楽しくできるだろうかと」。

そこで今年は、かまぼこ屋ならではの「お正月の過ごし方」をお伝えしようと思います。
かまぼこを美味しくする切り方、お子さんと一緒に作れる馬かまぼこの飾り切りなど・・・
楽しい年末年始をお手伝いできれば嬉しいです。

 

今回は、なぜおせち料理にかまぼこを入れるのか?
お正月ならではの疑問にお答えします。

知っているとお正月にかまぼこを食べるのがもっと楽しくなるかも!

 

理由その1 お正月のかまぼこは、初日の出を頂く縁起物

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かまぼこの断面が、新しい門出にふさわしい「日の出」の形をしているからなのです。
「日の出に形が似ている蒲鉾を頂く」

「初日の出をいただく」

「なんとめでたいことでしょう。」
かまぼこを初日の出に見立てていたのです。そんな発想をする日本人っておしゃれですね。

 

理由その2 実りをもたらす年神様をお出迎えする

そもそもおせち料理は、1年の実りをもたらしてくださる年神様(としがみさま)へのお供え物。
そのため、日本で収穫することのできる山の幸や海の幸を、お重につめるのです。

 

かまぼこは、5〜6匹もの魚から作られる海の恵み。
海に囲まれた日本人が、海の幸をたくさん使ってできた蒲鉾をお節につめて、昨年の感謝と今年の実りを祈願しているのです。

 

文献デビューは1,000年前?祝いの席の定番品!

かまぼこは日本の祝いの席の定番料理でした。

海の幸を存分につかったかまぼこ。
上流階級の高級料理として、1000年近く前の平安時代から、日本の祝いの席で食されてきました。
1115年に初めて文献に登場し、その後も、足利義氏、豊臣秀頼などに愛されてきました。そして、一般にも拡がり、結婚式やお正月などの祝いのときに出される“晴れ”の食材として浸透していったのです。

 

お正月のためのかまぼこ作り。朝起きたら、水で心身を清めてから工房へ

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そんな祝いの席にぴったりな食材ですが、鈴廣にはお正月のためだけに作るかまぼこがあります。
一握りの職人だけが作ることを許された、限定300本の超特選蒲鉾『一(はじめ)』という商品があります。今年も大変ありがたいことに完売いたしました。感謝感謝。かまぼこづくりの国家資格を得た職人たちが、1本の『一』を通常のかまぼこの30倍以上の時間をかけて作り上げます。

50年近くかまぼこづくりを続けてきた職人も『一』を作る日は緊張した面持ちで工房に入ってきます。朝起きたら、水行(冷水をかぶること)をして心身を清めてから、工房に向かうという職人も・・・。

 

職人はこう言います。
「『一』の仕上がりに納得がいかなければ、一年を終えた気になれません。魚をひらいたときに良い魚とみえても、蒸したかまぼこを冷却してみるまで出来はわかりません。魚の持ち味を引き出せるか、それが我々にかかっております」

『一』 づくりは毎年年末にしております。よろしければ箱根にお越しになる際にでも、
職人の工房にいらしてください。職人を応援していただければ幸いです。

 

家族で自然の恵みに感謝する新春

いかがでしたか。

長年日本人にめでたい時の料理として食べられてきた、かまぼこ。
海の幸への感謝と、新しい一年への願いが込められていたんですね。

お正月をもっと楽しくできるアイデアをご紹介しています。

  • おせち料理を華やかにするかまぼこの飾り切り
  • 蒲鉾の板で作る、羽子板!
  • おせち食材をつかったアレンジレシピ

是非、お楽しみに!

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