地ビール・クラフトビールの違いとは|歴史・人気の理由を解説

2019.01.02

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地ビール・クラフトビールの違いとは|歴史・人気の理由を解説

「地ビール」や「クラフトビール」という言葉は聞いたことがあっても、その違いについてよく知らない人が多いのではないでしょうか。
最近、飲食店などで目にするようになった世界や国内各地の珍しいビールには、地ビールやクラフトビールも含まれます。
こちらの記事では、それぞれの特徴や違い、人気の理由について解説するので、ぜひ参考にしてください。



クラフトビール(地ビール)とは

クラフトビール(地ビール)とは、小さなビール工房で造られるビールのことです。
「職人技」という意味をもつ「クラフト(Craft)」が由来している通り、醸造家の丁寧な仕込みが特徴といえます。
そして、個性やバリエーションが豊かなのもこのビールの特色です。
世界には100種類以上ものクラフトビールがあり、原材料や製造方法によって分類されています。



クラフトビール(地ビール)の定義

日本とアメリカ、それぞれが設けているクラフトビール(地ビール)の定義について解説します。


日本におけるクラフトビール(地ビール)の定義

日本には最近までクラフトビール(地ビール)についての明確な定義がありませんでした。
しかし2018年5月、全国地ビール醸造者協議会(JBA)が3つの定義を示しました。
その内容は以下の通りです。

■定義1) 大手メーカーから独立している
地ビールの業者は、大手メーカーから独立しており、メーカーの所有や運営ではありません。

■定義2) 醸造者の管理が徹底されている
1度の仕込みで製造される麦汁は20キロリットル以下のため、醸造者の管理が徹底しています。
小規模の醸造所が多いため、大手メーカーのものと比べると、地ビールは希少です。

■定義3) 伝統的な製法を継承している
地域の特産品を原料にしているか、伝統的な製法を継承しています。
このような定義が示された背景としては、1994年4月の「酒税法改正」が挙げられます。
改正前は、年間2000キロリットル以上の生産・販売ができる企業にしかビール造りは認められていませんでした。
それが上述の法改正により年間60キロリットルでも可能になったため、小規模な醸造所でも盛んにビールが製造されるようになったのです。


アメリカにおけるクラフトビールの定義

アメリカのクラフトビール組合が掲げている定義は以下の3つです。

■定義1) 小規模なこと
1つ目の定義は、生産量が年間600万バレル(70万2000キロリットル)以下であることです。
日本の基準量に比べると規模は大きいですが、アメリカ全土における年間販売量の約3%とされています。

■定義2) 独立していること
2つ目の定義は、アルコール飲料業界(beverage alcohol industry)のメンバーであり自社でクラフトビールを醸造していない企業に、所有または運営されている場合は、全体の25%を超えてはいないことです。

■定義3)伝統的なこと
3つ目の定義は、その醸造家が製造するビールの殆どは、香りが伝統的であり、革新的な原材料や発酵方法で造られていることとしています。



クラフトビールと地ビールの違い

クラフトビールと地ビールを明確に区別する定義はありません。
1994年の酒税法改正によって比較的小さな工場・工房でもビールが醸造されるようになり、各地で「地ビール」ブームが起きました。
しかしながら未熟な製法ゆえの物足りなさや、強い「お土産感」から2000年頃には人気が一旦下降します。
その後、一部の地ビール会社の努力による醸造技術の向上と、アメリカの「クラフトビール」人気にあやかり、2011年頃より再びブームが到来し現在にいたります。

クラフトビールと地ビールの違い



なぜクラフトビール(地ビール)は人気があるか?

クラフトビール(地ビール)が「人気の理由3つ」を紹介します。 ただの流行ではない、納得の魅力が発見できるはずです。

理由その1 : 種類が豊富である

国内だけでなく、世界各国でさまざまな種類のクラフトビールが造られています。
日本国内でも醸造所は240程あり、アメリカでは100種類程のクラフトビールが造られていると言われています。
料理によってさまざまな味を楽しめる他、最近ではSNSに写真をアップする人も多く、味や香りはもちろん、瓶や缶のパッケージも楽しめると話題です。

理由その2 : 希少価値が高い

クラフトビールには「生産量が限られている」「そこでしか飲めない」「手造り感がある」といった希少性があります。 独立性や地域性を尊重して造られるためです。季節限定で生産しているものも多く見られます。
また、大量生産型のビールに比べて「原価率が高い」という贅沢感もクラフトビールゆえの価値といえます。

理由その3 : 飲みやすい

近年、「ビールは味が苦い」などの理由から、若者の間でビール離れの傾向が見られます。
しかし、クラフトビールは香りがよく、普通のビールは飲めなくてもクラフトビールなら飲めるという人も見られます。
「ほのかな甘さ」や「フルーティーな香り」があるものは特に女性の間で人気が高いです。



まとめ

クラフトビール(地ビール)には、はっきりした定義があり、造り手はそれにもとづいて醸造しています。
だからこそ1度口にした人を魅了する旨味があるのです。
鈴廣では、「箱根ビール」という「クラフトビール(地ビール)」を製造しています。
このビールの特徴は、職人が厳選したホップと麦芽から造られていることと、かまぼこ作りにも使われる、鉄分をまったく含まず、カルシウムやマグネシウムをほど良く含んだ、とてもまろやかな小田原の地下水「箱根百年水」を使用していることです。
そのため、きめ細かく芳醇な味わいが感じられます。一年を通して楽しめるものから、季節限定・期間限定で味わえるものまでバリエーションも豊富です。
ぜひ毎日の晩酌や飲み比べパーティーなどでご堪能ください。

「箱根ビール・箱根百年水」の 鈴廣オンラインショップはこちら



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